廃車費用の見積もりをとる

実際に廃車費用の見積もりをとってみる

廃車 見積り廃車に費用がかかるのか、チャラなのか、それともお金が戻ってくるのか・・・

複数の業者から実際に廃車の見積もりをとってみました。
大手業者から小規模業者まで、ネットで見つけた中古車販売店や廃車買取業者8社が対象です。

全て、業者サイの見積もり申込フォームに車種・年式等を記入して依頼する形です。
登録年はもとより、型式など詳細事項の入力を要求される場合もあるので、車検証は手元に置いておいた方がいいです。

見積もりは、早い業者で1時間から数時間程度、遅くとも翌日にはメールで届きます。

結果を見た後、さらに詳しく話を聞くためにそれぞれに電話を入れてみます。
もちろん、業者から電話がくる場合もあります。

対象車の詳細

廃車 見積り車種:カローラツーリングワゴン
グレード:BZツーリング1600cc
年式:1997年式
車検:当月満了
状態:事故歴無し、外観・内観ともに良好
走行距離:3万km

※写真はイメージです。

登録から17年経過していますが、走行距離が非常に(異常に?)短いです。
たまのレジャーと近所の買い物ぐらいにしか使っていないと、こういうことになります。
引き渡しの時、メーターをいじっているのかどうかについて聞かれました。
ただ、その道のプロなら足廻りの状態を見ればわかるようで、念のための確認ということでした。

見積もりをとってみた結果

廃車 見積り各社の具体的な見積もり内容については以下のとおりです。
電話交渉で見積もり金額が変わった場合、最終的な金額を記載しています。
※業者名の後の「パターン」については次のページに解説があります。

A社 — (Aパターン)
買取価格:0円
費用:9800円
誰もが名前を知っている大手中古車販売業者です。
自動車税の還付と相殺して残った分が手取りになるという説明でした。
年度末など自動車税の還付があまりない時期に手放す場合、費用を払って廃車にしてもらうことになります。
販売がメインなので、廃車についてはこのような扱いになるようです。
処分から廃車手続きまで一式を外部委託する仕組みであれば、このような見積もりになるのかもしれません。

B社 — (Bパターン)
買取価格:0円
費用:0円
「タダで廃車にしてあげますよ。」というパターンで、自動車税の還付分が手取りになります。
街の修理業者等に普通に依頼した場合、もっとも多いパターンだと思われます。
近所の業者に出向いてこう言われたら、他をあたるのも面倒ということで、その場で依頼する人も多いのではないでしょうか。

C社 — (Cパターン)
買取価格:5,000円
費用:0円
解体業者の買取価格よりかなり安い設定となっています。
値段の付かない車に対する「気持ち」といった感じの価格でしょうか。
てっきり費用がかかると思いこんでいた人は、少しでもお金が戻ってくるということで、喜んで依頼すると思います。

D社 — (Cパターン)
買取価格:27,000円
費用:0円
車の状態に関係なく、年式で買取価格が決まるという説明でした。
解体業者が買い取る金額を基に算定した価格だと思われます。

E社 — (Cパターン)
買取価格:30,000円
費用:0円
解体業者が買い取る金額より少し高い気がしますが、鉄の価格はかなり変動するようなので、D社との価格差は誤差の範囲と思われます。

F社 — (C・Dパターン)
買取価格:50,000円
費用:0円
この金額になると、単にスクラップとして売っただけでは足が出てしまうはずなので、一部の部品を市場で取引することを考慮していると思われます。
また、転売する可能性もあります。

G社 — (Dパターン)
買取価格:120,000円
費用:0円
かなり遠方(300km以上!)の業者です。
最初の定型メールでの買取価格は0となっていましたが、電話で車種・年式を伝えたところ、一気に状況が変わりました。
30分ほどたった後、再びメールで見積もりを伝えてきたが、100,000円でした。
正直な話、一瞬、文面に記載された金額の桁数を数え直してしまいました。
この価格になると、間違いなく転売でしょうけれど、実は、この時点まで、自分の車が中古車としての価値があるとは全く思っていませんでした。
この後の電話で2万円ほど上乗せがあり、結局120,000円となりました。

H社 — (Dパターン)
買取価格:120,000円
費用:0円
けっこう近くにある(数km)業者です。
最初に出してきた買取価格は20,000円でした。
上記G社の価格を伝えたところ、なんと!10万円上乗せした価格を提示してきました。
この時点で、転売であるという意思表示がありました。
需要のある車種の場合、競ってもらうと価格が上がる場合があるということがわかりました。

>>STEP6: 見積もり結果と考察<<

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